METHOD メソッド

人材教育

小さな会社の新入社員には、早く戦力になってもらう必要がある

私は創業以来、入社してきた約30名に対して、最初の3か月間は私自らが教育をすることを心がけている。それは私の考えを理解してもらいたいからだ。個性をつぶさずに伸ばしていきたいが、まずは私の考えを理解してもらわなくては、同様に教育してきたヒーローガレージのメンバーと一緒に仕事できないと思うからです。

入社前

1.自習すべきこと

入社前に「研修の流れ」を説明し、使用頻度の高い「用語」の一覧を渡します。
知らない用語があれば自分で調べておいてもらいます。入社までに自分でできるところまでは自習してもらいます。
一般的なビジネスマナーも入社前に自習すべきことです。

入社後の研修期間(3カ月)

2.会社の説明

下記について詳しく書かれた紙資料をもとに説明。会社について十分理解することが早い成長につながります。

・企業理念
・今までの歩み
・特長
・強み
・ワークスタイル
・心がけること
・評価のポイント
・自社ソリューション
・自社運営サイト
・月間売上粗利目標
・社内業務分担
・外部環境
・内部環境
・長期計画
・短期計画
・取引先

3.日々の指導

入社から3カ月間は、繰り返し指導していきます。

・ほうれんそう(報告・連絡・相談)
・どうすれば効率がよいか、段取りを考えてから動く
・仕事に追われない。追うこと。(すぐに動ける人になる)
・業務報告はその日のうちに必ずメールで
・チームワーク
・出社が遅れるときは、かならず連絡
・メールだけで済ませない。電話や面会でコミュニケーション。

研修期間終了後(4カ月目~1年)

4.3つ以上の業務を担当

適性を見極めるためにも一人あたり3つの業務を兼務します。どの業務にもマニュアルを用意しています。
業務の基本はマニュアルで短期間でしっかりと身に付けてもらいます。慣れてきた段階で少し自分なりのアレンジも認めています。

「ナレーション録音」または「映像編集」の受付業務は必ずやってもらいます。それは顧客と技術者と円滑なコミュニケーションを学ぶためです。

5.営業研修

業務に慣れてきたら、営業研修を行います。営業を学ぶことで、さらなる成長につながるし、会社の看板ではなく個人の力で勝負して欲しいからです。

「印象に残る人、感謝される人」になるためには、世の中に必要とされる人になることが大事。まず世の中のニーズをつかみ、そのニーズに応えられるように努力すること。
ニーズを知ることができるのは、営業する者のみです。また、ニーズを社内でも共有し、PDCAを行うために報連相(ほうれんそう)を徹底する。

営業研修後

6.日々の心得

・人と出会う機会を増やす。
・知識を増やす。
・マーケティング力をつける。世の中のニーズを知る。世の中のニーズにマッチしていれば自ずと売れる。つまり仕事が来る。
・営業資料を自分で作れるようにする。
・人に好かれる。
・クライアントにとってのよき相談相手になる。
・人の話をとにかく聞くこと。
・とにかくたくさんの人に会う。名刺を配る。
・少しだけ背伸び。ときには誇張することも必要。
・フレンドリーな対応を。プライベートでも仕事でも知り合った人とも区別なく。
・担当者のことを常に考え、担当者の社内での株を上げる
・新規の問い合わせは共有⇒いまは対応できなくても今後すぐに対応できるように準備しておく

7.振り返りと目標設定

年2回、半年毎に全員と面談を行います。

半年間を振り返っての自己評価と新たな目標設定を、事前に文書(書式自由)で提出してもらいます。

<自己評価>

・前回たてた目標に対しての取組は
・報告/連絡/相談は
・勤態は(連絡なしで遅刻、無断の欠勤がないか)
・新しい技術を身につけられているか
・自分の仕事だけでなく会社のために動けているか
・電話応対、社内掃除なども積極的に行っているか
・部下ができたときに、適切な指導ができているか


お問い合わせ