METHOD メソッド

ポートレート撮影

はじめたきっかけ

スナップ撮影は難しい。私が写真をはじめて習ったフォトジャーナリストの日比野宏氏の旅先での人物スナップは、特に素晴らしかった。怪しげな人とか、普通は声をかけないであろう人にも声かけて撮る。しかも海外で、フィルムの時代に。

日比野氏は、まず撮影場所を決めて撮影前に構図やカメラ設定(露出)をきっちり決める。そして、その場所で被写体のイメージに相応しい人が通りかかるまで待ち続ける。そして声をかけて、撮影許可をもらったらすぐに撮りはじめる。納得いくまで何枚も撮る。執念と粘り強さがプロと素人との違いだと言う。

いつか時間ができたら各地をゆっくり旅しながらスナップ撮影したいと思っている。技術を身に付けるためにも、まずはポートレート撮影をマスターしようと思った。

構図

構図は下記のことを意識しながら決めます。

・太陽の位置
・ライン
・ヌケ
・色

モデル

ポートレート写真は、慣れないうちはまずは友人や知人にモデルになってもらうことだ。コミュニケーションがとれているので、撮影イメージを話し合って決めることができるし、撮った写真の感想を直に聞くことができる。ただし作品にするには、モデルの顔立ち、表情、スタイル、ファッションが魅力的である必要がある。

撮影場所

下記のいずれかが魅力的な場所を選ぶ必要があります。

・花、紅葉、水面などの自然
・建物、グラフィティ、ガラス、イルミネーションなどの人工物

カメラ設定(露出)

写真の明るさを左右する露出を決めるのは、シャッタースピードと絞り値(F値)とISO感度です。シャッタースピードは1/125のほぼ固定で間違いないと日比野氏に教わった。絞りは背景のボケ感を決めるもので、魅力的な撮影場所なら背景がある程度わかるようにしたい。あとはISO感度で明るさを調整すれば良い。

天候

天候だけはコントロールできない。むしろ悪天候の場合には、風、雨を生かした撮影をしたい。

屋外のポートレート撮影の面白さは、毎回天候条件が違うところにある。


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