中国研究:天津・北京

06/11/2019, 06:03 AM

6月6日から9日の3泊4日(天津2泊、北京1泊)で中国へ行った。目的は中国の企業経営者、大学や役所の幹部と情報交換するためだ。

実際行ってみると、情報交換に留まらず、具体的な案件相談もあった。

まず天津一の高さのオフィスビルの17階にあるシステム会社を訪問。

社長は中国の大学を卒業後に日本に留学し日本で働いていたこともあるため日本語が上手だ。現在は東京にもマンションを持っていて年4回位日本を訪れるそうだ。

その会社は中国国内向けのシステム構築案件がメインと言っていたが、中国国内の学習塾向けのシステムは最近日本の塾チェーンに導入が決まったそうだ。自社で作った中国富裕層向けの通販サイトは240万人をターゲットにしていて、日本の商品のみを仕入れて中国で売っている。サプリ、化粧品、調味料がよく売れているそうだ。通関処理が大変だと言っていた。

北京ではレンタルオフィスの会議室で、中国人が日本で就業するための研修施設を計画中のかたと面会。銀座と芝浦にある日本語学校の社長がセッティングしてくれた。

その社長は30年前に北京から日本に来てまず日本語学校で学び、日本の大学を卒業する際には、日本での就職活動に苦労したそうだ。長野にある印刷会社に就職し、やがて東京支店長となり、日本語学校事業を自ら立ち上げて独立し軌道に乗せている。今は、より多くの中国人が日本で就業できるようにすることに情熱を持っているようだ。

私が北京に行くタイミングに合わせて事前に北京に戻り、この面会をセッティングしてくれた。

オフィスの一室の扉が開いていた。インパクトある壁紙だ。

天津で会った建築家は、おもに風水を取り入れた建築をしていると言っていた。

天津でも北京でも毎晩、宴会だった。宴会ではお酒を飲むルールを学んだ。

宴会の主催者が、自分の仲間を宴会に呼び全員分の費用を出す。私の同年代から上の世代の人たちは白酒(バイジョウ)をレストランに持ち込んで飲む。
乾杯(ガンペイ)は一気に飲み干さないとならないが、一口飲むときは一口(イーコウ)と声かける。するとみなグラスを持ち、少し飲む。

白酒はアルコール度数の高いものほど美味いが、50度を超えているので皆すぐに酔っぱらってしまう。

中国語での会話の内容はよくわからなかったが、皆よく笑い、楽しい宴会だった。

宴会でも日本とのビジネスの話になった。日本とはビジネスで関係を持ちたい人は非常に多いことがわかった。

投げかけられたボールはきちんと返して、ビジネスでも信頼関係を作っていきたいと思った。

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